ConoHa WINGのサイト公開スキルを見て、
「WordPressの記事もAIから公開できるの?」
と迷っていませんか。
結論は、このスキルが対象にするのは、
HTMLやCSSなどで作った静的サイトです。
WordPressの記事投稿や、
テーマ・プラグインの操作をする機能では
ありません。
私はConoHa WINGで
WordPressブログを運用していますが、
このサイト公開スキル自体は
まだ実際に使っていません。
この記事では、2026年8月23日に確認した
ConoHa WINGの公式発表と
公式SKILL.mdをもとに、
使う前の条件と注意点を整理します。
読み終えると、自分の目的やパソコンが
この機能に合うかを、
接続設定の前に判断できます。
結論:静的サイトを公開する機能で、WordPress投稿用ではない
ConoHa WINGのサイト公開スキルは、
PC上のAIコーディングエージェントから、
静的サイトのファイルを
サーバーへ公開するための公式スキルです。
対象になるのは、主に次のファイルです。
- HTML
- CSS
- JavaScript
- 画像
これらをまとめたフォルダを公開したり、
公開済みファイルを更新したりできます。
一方、WordPressは記事、設定、
データベースなどを使って動く仕組みです。
公式SKILL.mdでも、WordPressの構築・運用、
テーマやプラグイン、データベースの操作は
対象外と明記されています。
「ConoHa WINGで使える」という理由だけで、
WordPress用の投稿機能だと考えないことが
最初の確認ポイントです。
サイト公開スキルでできること・できないこと
公式情報を初心者向けに分けると、
次のようになります。
| できること | できないこと |
|---|---|
| 公開中のファイル一覧を確認 | ファイルやフォルダを削除 |
| ファイルをPCへダウンロード | WordPressの記事投稿 |
| 新しいファイルを公開 | テーマ・プラグイン操作 |
| 既存ファイルを上書き | データベース操作 |
| フォルダをまとめて公開 | サーバー設定やSSH操作 |
| 公開後のURLを確認 | .htaccessなどの操作 |
このサイト公開スキルでは、
削除には対応していません。
不要なファイルを削除する時は、
ConoHa WINGのファイルマネージャーや
FTPソフトで手動操作する必要があります。
また、AIの判断による操作は
100%保証されるものではないと、
公式リリースにも注意書きがあります。
「公式スキルだから確認しなくてよい」
という意味ではありません。
WordPressとの違い
両者は、同じConoHa WING上でも
役割が異なります。
| 確認項目 | サイト公開スキル | WordPress |
|---|---|---|
| 主な対象 | 静的ファイル | 記事・画像・設定・データベース |
| 主な操作場所 | PC上のAIエージェント | WordPress管理画面 |
| 記事投稿 | 対象外 | 対応 |
| テーマ・プラグイン | 対象外 | 管理画面で操作 |
| 公開前確認 | ファイルの追加・上書き計画 | 下書き・プレビュー |
たとえば、1ページのポートフォリオや
サービス紹介ページをHTMLで作った場合は、
サイト公開スキルの対象候補です。
このブログのように、
WordPress管理画面で記事を書く場合は、
従来どおり下書き、プレビュー、公開の順で
進めます。
サイト公開スキルを、
稼働中のWordPressフォルダへ使わないことも
公式SKILL.mdに示されています。
使う前に確認したい5つの注意点
公開したいものが静的サイトか確認する
最初に、公開したいものの中身を確認します。
HTML、CSS、JavaScript、画像を
フォルダへまとめたサイトなら、
このスキルの対象候補です。
WordPressの記事、テーマ、プラグイン、
データベースを操作したい場合は対象外です。
目的が違うままセットアップを始めると、
必要のない接続設定を増やしてしまいます。
対応するPC環境があるか確認する
公式発表では、PCで動く
AIコーディングエージェントと、
Python 3.8以上が必要です。
対応例として、Claude Code、Cursor、
Gemini CLI、Clineなどが挙げられています。
ブラウザ版ChatGPT、Claude.ai、Geminiや、
スマートフォンからは利用できません。
Codexは公式ページの対応例に
明記されていないため、
この記事では利用できると断定しません。
専用の接続アカウントで範囲を絞る
公式SKILL.mdは、対象ドメインに限定した
専用FTPアカウントを使う方法を
安全な運用として案内しています。
FTPアカウントは、サーバーへ
ファイルを送るための接続用アカウントです。
接続できる場所を、
公開する1つのドメインへ限定すると、
別サイトへ誤って書き込む範囲を
小さくできます。
普段使っている広い権限のアカウントを
そのまま使う前に、操作範囲を確認します。
パスワードをAIとの会話へ入力しない
ここは特に大切です。
公式SKILL.mdでは、パスワードを
AIとの会話へ入力すると、
AIサービス側へ送られ、
会話ログに残る可能性があると説明しています。
推奨されているのは、setupを使い、
パスワードだけをPCへ
ローカル入力する方法です。
この入力では、パスワードを
AIとの会話へ渡さずに設定できます。
設定ファイルは、OneDriveやDropboxなどの
同期フォルダへ置かないことも
公式SKILL.mdで案内されています。
接続パスワードを、チャットへ貼り付けたり、
記事やスクリーンショットへ写したりしないで
ください。
上書き前の計画と公開後の表示を確認する
公開前は、いきなり実行せず、
何を追加し、何を上書きするのかを
計画表示で確認します。
公式ツールでは、--planで
追加・上書きの候補を先に表示し、
上書きがある場合は承認してから
実行する流れです。
確認する項目は次の4つです。
- 公開先のドメイン
- 追加するファイル
- 上書きするファイル
- 入口ページがフォルダ直下にあるか

重要なサイトでは、
公開前にバックアップの状態も確認します。
ConoHa WINGにはWebデータの
自動バックアップがありますが、
戻せることを前提に雑に上書きせず、
変更対象を小さくして進める方が安全です。
公開後は表示されたURLを開き、
PCとスマホでページ、画像、リンクを
目で確認します。
初心者が試すなら小さく分けて進める
最初から運用中の大切なサイトを
上書きする必要はありません。
試す場合は、次の順番が分かりやすいです。
- 公開する静的サイトを用意する
- 対象ドメイン専用の接続範囲を決める
- パスワードをPCへローカル入力する
- 計画表示で新規か上書きかを見る
- 内容を承認してから公開する
- 公開URLをPCとスマホで確認する
すでにWordPressが動いている場所ではなく、
影響を分けられる場所で試す方が安心です。
この作業はサイトのファイルを
外部公開する操作です。
公開先、上書き対象、バックアップを
本人が確認できる状態で進めてください。
向く人と、今は急がなくてよい人
サイト公開スキルが候補になるのは、
次のような人です。
- AIエージェントで静的サイトを作っている
- ConoHa WINGに公開するドメインがある
- PCとPython 3.8以上を用意できる
- 上書き前の計画を読んで判断できる
- 公開後に自分で表示確認できる
一方、今は急がなくてよいのは、
次のような状態です。
- WordPressの記事を書きたいだけ
- ブラウザ版ChatGPTやスマホしか使わない
- 静的サイトとWordPressの違いが不明
- 公開先やバックアップを確認できない
- パスワードを会話へ貼ろうとしている
条件が合わない時は、
無理に導入しなくても問題ありません。
WordPressの記事作成なら、
WordPress管理画面の下書きとプレビューを
使う方法が目的に合います。
よくある質問
WordPressの記事をAIから投稿できますか?
このサイト公開スキルでは投稿できません。
公式SKILL.mdで、WordPressの構築・運用、
テーマ、プラグイン、データベースは
対象外とされています。
ブラウザ版ChatGPTで使えますか?
使えません。
公式発表では、PC上の
AIコーディングエージェントが必要で、
ブラウザ版AIチャットとスマートフォンは
対象外です。
Codexでも使えますか?
この記事の確認時点では未確認です。
ConoHa公式の対応例にCodexは
明記されていません。
対応を推測せず、利用前に
公式情報と自分の環境を確認してください。
FTPソフトは必要ですか?
サイト公開スキルでの公開には、
別のFTPソフトを操作する必要はないと
公式発表で案内されています。
ただし、FTPアカウントの作成は必要です。
ファイルを削除する場合は、
ファイルマネージャーかFTPソフトで
手動操作します。
パスワードをAIへ伝えてもよいですか?
会話へ入力しない方法を選んでください。
公式SKILL.mdは、setupを使って
PCへローカル入力する方法を
推奨しています。
まとめ:WordPressとの違いを確認してから試す
ConoHa WINGのサイト公開スキルは、
AIエージェントから静的サイトを
公開するための公式スキルです。
WordPressの記事投稿や、
テーマ・プラグインの操作には使いません。
利用前は、次の5つを確認します。
- 公開したいものが静的サイトか
- 対応するPC環境があるか
- 専用アカウントで範囲を絞ったか
- パスワードを会話へ入力していないか
- 上書き前の計画と公開後表示を確認できるか
まず、自分が公開したいものが
静的サイトかWordPressかを
一つ確認してみてください。
WordPressブログを始める流れは、
ConoHa WINGでWordPressを開設した実体験
で紹介しています。


