Excelの表に確認待ちの行があると、
どこまで合計してよいか迷いますよね。
「確認済み」だけを合計するなら、
SUMIF(サムイフ)関数が使えます。
ただし、何を確認済みとするかは、
数式を入れる前に決める必要があります。
この記事では架空の資料整理表を使い、
対象を決めてから合計を確かめる手順を紹介します。
Microsoftの公式説明をもとに、
条件と結果の見方を整理しました。
まず、確認待ちを合計に含めるか決める
ここでの「確認済み」は、
入力対象に含めると確認できた資料です。
枚数の確認だけが済んだ、という意味ではありません。
「確認待ち」は、枚数は分かるものの、
入力対象に含めるかがまだ決まっていない資料。
「対象外」は、含めないと確認できた資料です。
表の作成者や作業の依頼先へ、
次の質問をしてから集計対象を決めます。
今回の合計は、対象と確認できた資料だけですか。
確認待ちの資料は別に示す形でよいですか。
練習用の表なら、自分でルールを書けば十分です。
この記事では「確認済みだけを合計する」と決めます。
確認待ちを除くことは、
その資料の枚数を0へ変えることではありません。

架空の表で、状態と枚数を分ける
新しい練習用シートのA1:C6へ、
次の表を入力します。
元の業務ファイルへ直接入力しなくて大丈夫です。
| 資料(A列) | 状態(B列) | 枚数(C列) |
|---|---|---|
| 資料A | 確認済み | 3 |
| 資料B | 確認待ち | 5 |
| 資料C | 確認済み | 2 |
| 資料D | 対象外 | 4 |
| 資料E | 確認待ち | 1 |
この表は架空の例です。
C列は半角の数値だけを入力し、
「3枚」のように単位をセルへ付けません。
単位は見出しに置きます。
B列の表記は「確認済み」にそろえます。
「確認済」「確認済み 」のような違いがあると、
同じ条件として集計されないことがあります。
SUMIFで確認済みの枚数だけを合計する
E1へ「確認済みの枚数」と入力します。
E2を選び、次の式を入力してEnterを押します。
=SUMIF(B2:B6,"確認済み",C2:C6)
式は、次の順に読みます。
- B2:B6:状態を見る範囲
- "確認済み":合計へ含める条件
- C2:C6:対応する枚数を足す範囲
文字の条件は半角の二重引用符で囲みます。
2つの範囲は、どちらも2行目から6行目。
状態と枚数が同じ行で対応するようにそろえます。
この例で合計されるのは、資料Aと資料Cです。
結果は3+2=5枚になります。
確認待ちの5枚と1枚、対象外の4枚は含みません。
SUMIFの条件と範囲の指定方法は、
Microsoft公式のSUMIF関数の説明でも確認できます。
結果が5枚になるか、対象行で確かめる
E2に5と表示されたら、
B列で「確認済み」の行を見直します。
C2の3とC4の2を手で足し、5になるか確認します。
すべての枚数を足すと15枚です。
この15枚は確認待ちと対象外も含むため、
今回の集計結果とは目的が違います。
- 状態で選んだ枚数を足す:SUMIF
- 状態ごとの行の件数を数える:COUNTIF
今回の確認済みは「2行・合計5枚」です。
行数と枚数を混ぜず、
結果の見出しにも何を数えたか書きます。
行の件数を確認したい場合は、
COUNTIFで状態別の件数を数える手順を参考にしてください。
確認待ちの枚数も示すなら、
別のセルへ次の式を入れます。
=SUMIF(B2:B6,"確認待ち",C2:C6)
この例では6枚です。
「確認済み5枚・確認待ち6枚」と分ければ、
まだ決まっていない部分を残して伝えられます。
0や違う合計が出たら、3か所を見る
まず状態の表記を確認します。
式の「確認済み」とB列の文字が一致しているか、
余分な空白がないかを見てください。
元表の表記を勝手に変えず、
必要なら作成者へ意味を確かめます。
次に、枚数が数値かを確認します。
「3枚」などの文字や、文字列として保存された数字は、
意図どおり合計されないことがあります。
元資料にある枚数を確認してから直します。
Microsoft公式のSUM関数の説明も参考になります。
最後に、式の範囲を確認します。
状態がB2:B6なら、枚数もC2:C6にそろえます。
7行目以降へ資料を足した場合は、
追加行が両方の範囲に入っているか確認します。
SUMIFは、ここで指定した範囲と条件で計算します。
フィルターで行を隠しただけで、
見えている行だけの合計になるとは考えないでください。
この手順は「状態1つで選ぶ合計」です。
複数条件や表示行だけの集計は別の手順になります。
まずは練習表で、合計へ入れる状態を1つ決める
順番は、対象を決める、状態を分ける、
SUMIFを入れる、対象行で結果を確かめる。
確認待ちを残したままでも集計できます。
合計の数字だけを渡さず、
何を含め、何が未確定なのかを添えましょう。
まずは架空の5行で、
「確認済みの合計が5枚になる」まで試してみてください。
仕様の確認日:2026年10月14日。
Excelの版や入力データによる違いは、
手元の環境と元資料で確認してください。


